喘息とうまくつきあうには?

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 喘息ってどんな病気?

喘息ってどんな病気?・・・喘息は「気道の炎症」
気管支に炎症が起こると、気管支が浮腫んだり(むくんだり)、痰がくっついて、空気の通り(気道)を狭くします。発作時は気管支の筋肉も痙攣も起こりさらに空気の通りが狭くなって、苦しくなります。

呼吸苦などの症状を軽くするには、気管支を広げ、空気を通りやすくする必要があります。即効型の気管支拡張薬(吸入)や長時間作用型の気管支拡張薬(吸入、テープ、飲み薬)です。

しかし!気管支を広げるだけでは、喘息の元=気道の炎症は治りません。発作がなかなか治まらないか、炎症をさらに悪化させ、肺機能障害を起こしてしまうこともあります。

気管支の炎症を抑える代表的薬は「吸入ステロイド」です。小児で使用されることが多いインタール吸入、ロイコトルエンというアレルギー物質を抑える飲み薬(オノン、キプレス、シングレアなど)が炎症を抑えるために使われます。

喘息症状は、気管支がある程度拡がると消失します。しかし、炎症はまだ治まっていません。くすぶっています。そのまま炎症を抑える治療も止めてしまうと、気管支の炎症はなかなか治まらず、将来呼吸機能障害をおこす恐れがあります=これを「リモデリング」といいます。本来喘息はきちんと治療すれば気管支は元にもどりますが、拡張剤のみで、きちんと炎症を抑えないと「リモデリング」が生じます。気管支が硬くなったり気道が狭くなり、繰り返していると呼吸機能障害を起こします。

こうした事実は以前からわかっていましたが、残念ながら20年くらい前までは気管支拡張剤が治療の中心でした。喘息の罹病期間が長い患者さんの中には発作のないときにもかなり肺機能が低下してしまっている人もいます。

喘息は自覚症状がなくなったからと言って治療を中断しないようにしましょう!



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